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鼻整形の術法とメリット・デメリットの画像1枚目

鼻整形の術法とメリット・デメリット

鼻を高くしたい、鼻筋を通したい。
鼻整形には複数の術式、アプローチがあり、施術を受ける人の要望を元にドクターがそれぞれのケースに適した施術方法を提案することになる。
今回は松倉クリニック&メディカルスパの林和弘医師に鼻整形の術式とメリット・デメリットに関するお話を伺った。

松倉クリニック&メディカルスパ 林和弘医師
同クリニックの主に外科手術全般を担当。
日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会専門医、医学博士

インプラントを用いる方法と自家組織を用いる方法

林医師

鼻整形の中でも、鼻筋を通したり高さを出す隆鼻術にはインプラントと呼ばれる異物を入れる方法と、自家組織を使うという方法があるんですが、どちらにもメリット・デメリットがあります。インプラントの良い所というのは、その人に合うような形にインプラントを削ったり、オーダーメイドで理想の形をつくったり出来るんです。

編集部

インプラントのデメリットはどういったものでしょうか?

林医師

インプラントは自家組織ではないので、異物反応が起こることもありますし、無理に大きい形のものを入れると、皮膚が薄くなってインプラントが飛び出してきてしまうことがあります。
それと全く真逆のものが耳介軟骨や側頭筋膜など自家組織を使う方法です。インプラントと違い自家組織は異物反応が起こることはなく、定着すれば皮膚が薄くなって飛び出てしまうこともないです。異物を入れることに抵抗がある方は自家組織のほうがいいかもしれません。

編集部

異物反応による炎症でインプラントの摘出、再手術も珍しい話ではありませんので、異物反応のない自家組織は選択肢としてその点安心ですね。逆に自家組織での施術によるデメリットはありますか?

林医師

デメリットとしては耳を触ってもらうと分かると思いますが、耳の軟骨は薄いので、薄い軟骨を重ねて入れたとしても出せる高さには限界がありますし、軟骨を取れる部分も限られているので、どんな形態にも対応できるわけではありません。
また、人工的なものではなく自然なものなので”ゆがみ”や”たゆみ”があり、そういったものが最終的に輪郭として出てしまうことがあります。なので、そういった”ゆがみ”や”たゆみ”をカバーするために、側頭筋膜という、ふわっとしたものを巻き付けて、でこぼこを取ったりします。そうやって出来る限り出ないようにはするんですが、定着後に筋膜が薄くなったりしてしまうと、ゆがみみたいなものはどうしても出てしまうんですね。
それから、自家組織は定着するので、逆に気に入らなかった場合の修正がしにくいです。使うインプラントがシリコンだった場合、やり直しは可能ですが、例えばゴアテックスという種類ですと、糸状のものを折りたたんで形を作るため、繊維の間に自家組織が入り込むことがあり、何かトラブルがあったときに取るのが難しい。そのため、インプラントはシリコンを使うことが多いです。

編集部

シリコンとゴアテックスの違いについて、もう少し伺ってもよろしいでしょうか?

林医師

まず素材が違います。シリコン製のインプラントは元々隆鼻や鼻尖の形態を変えるために形成されているのに比べ、ゴアテックスはシート状のものを加工して鼻に合わせて入れています。

ヒアルロン酸による隆鼻術と鼻尖形成

編集部

ちなみに、隆鼻術でいうと、他にどんな方法がございますか?

林医師

ヒアルロン酸などを注入して、鼻を高くするという方法があります。持続期間は使うヒアルロン酸の種類によっても異なるんですが、だいたい鼻などに使うヒアルロン酸は涙袋や頬にいれるものよりも硬いものを使っているので、通常より長い8ヶ月〜10ヶ月くらいです。吸収されてしまうため、繰り返し入れなければいけないのが手術との大きな違いですが、どの術式を選択するかは、自分のニーズに合ったものを選ぶ、というのが1番良いと思います。
あと、鼻根部は皮膚がやわらかいのでヒアルロン酸注射でも高さを出せますが、鼻尖形成は皮膚が厚くて硬いのでヒアルロン酸では上手くいきません。それ相応に高くしようとしたり、細くしたりしようとするために、たくさん挿入しても皮膚に負けて戻ってきてしまいます。


眉根部(眉頭から鼻の根元にかけて)へのヒアルロン酸注入の症例

編集部

それでいうと、鼻尖形成はどのように行うのでしょうか?

林医師

鼻尖の形は鼻翼軟骨と結合組織で出来ています。だいたい鼻尖形成を希望されている方は鼻翼軟骨自体が大きめなので、鼻の孔の切開から、大きい軟骨の3分の1を切りとって中央へ寄せて縫合するやり方ですね。そうすると、鼻が立ち上がって細くなります。「手術をいかにもやりました!」という感じではないけど、高く細くなっている。これが鼻尖形成です。鼻の孔の小さな切開から軟骨を操作する手術になるので技術が必要ですね。
これを「L字のインプラント入れることで高くなるよ」と言ってやる先生もいるんですが、それでは鼻尖の形態はほとんど変わりません。土台となる鼻尖の部分が丸いので、その上にちょっと物が乗っかっても、あんまり変わらないことが多いです。なので、鼻尖形成というものをちゃんとやったほうがいいなという印象を持っています。


小鼻を小さくし、鼻の先端に高さを持たせた症例

編集部

鼻整形で他に何か知っておいた方がいいことはありますか?

林医師

注入物の中でもヒアルロン酸と違って吸収されないハイドロキシアパタイト(レディエッセ)は凄く危ない。誤って血管などに入ってしまって視力が失われてしまったという例がいくつかあるんです。ヒアルロン酸だと最悪ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を分解する酵素の注射を打つという対応は出来るんですが、レディエッセは溶かすことが出来ないので対応が出来ないんです。

「注入が1回で終わるので良い」と言って行う先生もいるんですが、そもそも溶けるということは身体がそれに対応しているということなので、溶けないということは、身体が対応出来ずに残ってしまっているわけです。それに残っても良い部分に残ってくれればいいけれど、そうでない場合もあります。豊胸目的にシリコンバッグが出来る前は注射でシリコンを注入していたんですが、血流やリンパ流に乗って全然関係ないところにしこりが出来てしまうというトラブルが出てきたのが15年、20年後で、注入異物を取るためには乳房や皮膚ごと切除しなければなりませんでした。

10年、15年と経った時に、入れたものが血流やリンパの流れなどでどこに行って、どの場所にどういう風に定着するかなんて、わからないじゃないですか。隆鼻目的の注入物としてもレディエッセを使用するクリニックがありますが、前述の通り非吸収性の注入物です。だから当クリニックではレディエッセはやっていません。他院では選択肢の1つとしてレディエッセをやっている所があるとは思いますが、注入系は昔から美容分野で問題になっていた部分ですので、安易に溶けないものを身体に入れず、よく検討した方がいいと思います。

失敗しないために

編集部

失敗しないためにも、どういうことに気をつけて医師とコミュニケーションを取るべきでしょうか?

林医師

「自分のどこが嫌で、どういう風に変えたいか」を自分がしっかりとを分かっていることが大切だと思います。患者さんの中には「先生にお任せするので綺麗にしてください」という方もいるんですが、「お任せ」といっても、先生と全く同じ美的感覚を共有しているとは限らないわけです。

ましてや韓国をはじめ外国の先生であれば、美的感覚が異なるケースも珍しくない。「この部分が気になっていて、こういう風に変えたいんですが、そのためにはどういう方法がありますか?」という聞き方をすることをおすすめします。そうじゃないと、施術を受ける側として、選択肢を広げることができません。

例えば、先生が「インプラントにしましょう」といって、そのまま流れで応じたら、手術で皮膚を剥がして挿入するだけですので、慣れている先生だと15分〜20分位で終わらせてしまうわけです。だから、全部お任せにしないで、「この部分のこういう形が嫌だから細くしたい」、「こういう風に高くしたい」といったことをきちんとアピールして、その上でどんな施術が適切なのかを聞くべきです。言葉で理想の形が上手く説明できないのであれば、写真を持ってきていただいても構わないですし、土台は人それぞれで、出来ることも限られているので、全く写真通りになるということは難しいとは思いますが、希望に合った最善の方法を知ることが重要です。

まとめ
・隆鼻術にはインプラントと自家組織があり、どちらの術式にもメリット・デメリットがある。
・注入後に溶けない注入物を安易に身体に入れることは危険。
・カウンセリングなどでは「どこが嫌で、どうなりたいか」と伝え、その上で「どんな施術が適切なのか」をドクターに教えてもらうことが大切。
松倉クリニック&メディカルスパ
表参道にある松倉クリニック&メディカルスパは、レチノイン酸やボトックス、エンダモロジーを日本に導入し、新しいアンチエイジングの手法を確立したクリニック&メディカルスパ。東京都渋谷区神宮前4-11-6表参道千代田ビル9F
TEL:03-5414-3600
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